おつかれさまです、スコシです。

タックルシステムのなかで、スコシが一番大切だと思って気を使う部分がラインです。

スコシはスピニングタックルでもベイトタックルでもPEラインを使用しておりますが、ラインやリーダーの太さ(強さ)や長さについて、どういう思想でラインシステムを設計しているかについて記したいと思います。

ここを間違うと、PEラインからリーダーがすっぽ抜けたり、余計なところで切れたり、最悪の場合はソイに切られたりと散々な目に遭います。

数字がたくさん出てきて算数をしますが、難しくないので頑張りましょう。

スコシも頑張ります。

スコシのラインシステム

PEライン

スコシは、0.6号のPEラインをメインラインにしています。

強度は製品によっても異なりますが、だいたい14lbs.前後かと思います。

0.6号を使用する理由は、0.8号よりもライトリグが扱いやすいことや、14lbs.もあれば十分ということが挙げられます。

この「14lbs.あれば十分」というのは、ソイの引きに耐えうるという意味ではなく、ラインシステム全体の中で十分、という意味です。

リーダー

リーダーには2号8lbs.のフロロカーボンを使っています。

ナイロンより伸びの少ないフロロカーボンラインでリグの操作性を高め、ラインの摩耗にも耐えられるように。

ここが8lbs.あれば十分です。

多少の摩耗やソイの引きには十分耐えられるっていうことね。

長さは1.5mくらい。

タラシをリールまで取ってペンデュラムキャストをする時に、FGノット部分がトップガイドから出るように。

というより、リーダーの長さを1.5m取ってノットを外に出したいからペンデュラムキャストをしている、とも言える。

ちなみにキャスティングについてはこちら。

これは、リグを結び直したりして徐々に減っていくことを加味した長さなので、実際に釣りをしているときには1.2mくらいまで減っていくと思います。

ノット

PEラインとリーダーの結び方

スコシは、PEラインとリーダーをFGノットで結んでいます。

リーダーをPEラインで締め付けるノットで、慣れれば比較的簡単で強度もあって、これだけ覚えておけば十分なノットです。

スコシは、この動画の右手と左手を逆にして編んでいます。

FGノット

といっても、コツというものはある。

ネットで調べると、10回編み込むとか20回編み込めとか、まちまち。

スコシは感覚や経験則もそれなりに信用しますが、一番重視するのはデータ。

「まるなか大衆鮮魚」さんに、編み込みの回数と強度を実験したデータが掲載されています。

編み込み回数は最低12回は必要で、実質的には多くても14~15回ほどきっちりと編み込みをして締め込みをするのがバランスも良く、十分な強度が発揮できるのではないか

とのこと。

また、「ジギング魂」さんでも同様の実験が掲載されていて、こちらは

5回は少し弱いこともありましたが、10回でも15回でも20回でも85%以上の強度を確保しています。

確かに、編み込み回数を増やしても強度的には変わらないようです

だそうです。

スコシなりにまとめると

  • 編み込み回数が少なすぎると摩擦が足りずにすっぽ抜ける
  • 編み込み回数が多すぎると締め込みがうまくいかなくなってすっぽ抜ける

10回~15回くらいが良さそうね。

その後のハーフヒッチについても、諸説あります。

解けるの防止みたいなもんだから3回くらいやればいいとか、5回くらいとか、いーや20回やれとか。

こちらも「まるなか大衆鮮魚」さんにデータがあります

強度を増すのを目的としたハーフヒッチなら、回数は最低でも8~10回くらいは行わないと効果が薄いんじゃないか

とのこと。

スコシの私見ですが、このハーフヒッチそのものはラインの摩擦力には影響しないんじゃないかなと思います。

編み込み締め込みより強度があるなら、ハーフヒッチだけでいいじゃん、と。

ハーフヒッチは、締め込み部分の保護とPEラインの保護のために行うものかなと思っています。

ハーフヒッチを無駄にたくさん重ねるのも、それはそれで良くないかと。

手間もかかるし、結び目というのは強度が落ちる危険があるからね。

リーダーとリグの結び方

ここは、ユニノットです。

別に奇をてらう必要も無いので普通に普通に。

最近になってハングマンズノットに変えようかな、なんて思ってたりします。

理由は後述。

スコシのラインシステムまとめ

0.6号14lbs.のPEライン─FGノット─8lbs.フロロカーボンのリーダー1.5m─ユニノット─リグ

という、たぶん、大して珍しくもない構成だと思います。

設計思想

たぶん珍しくもないラインシステムですが、「これが良いよ!」というのをどっかから拾ってきて真似をしたというわけではなく、色々と考えて辿り着いた結論です。

FGノットの結束強度

FGノットに限りませんが、結び目というのは強度が低下します。

どれくらい低下するの?

というのは、結び方によって異なるね。

FGノットの結束強度は80%まで低下するという実験結果が多数あります。

株式会社ファジー、他多数

FGノットでは、リーダーはただまっすぐ存在するだけなので、PEライン部分が80%まで落ちるということになりますね。

スコシは14lbs.のPEラインを使ってますので、80%まで落ちると約11lbs.くらいになります。

結び方が甘くて強度70%まで落ちたとしても、約10lbs.が確保できる。

リーダーとの力関係

FGノット部分で11lbs.を確保出来ていれば、引っ張った時に8lbs.のリーダーの方がFGノット部分より先に切れるということ。

リーダーを結ぶのは面倒くさいし、釣り場で丁寧に編み込んで本来の強度を発揮させるのはなかなか難しいからね、家で落ち着いてゆっくりやるのが良い。

そうやって作ったFGノットが釣り場で簡単に切れたら困るということで、FGノットの結束強度より弱いリーダーを使っているというわけ。

もうちょっと厳密には、使うリーダーを8lbs.って決めてから、それより強いFGノットを組めるPEラインを考えたら0.6号14lbs.に辿り着いた、と言う方が正しい。

リーダーとリグとの結び方

スコシはここをシングルのユニノットにしています。

ユニノットの結束強度の低下は、シングルだと70%でダブルだと80%という実験結果があります。

まるなか大衆鮮魚

リーダーの70%の強度ということは、リーダー8lbs.の70%で、5.6lbs.ということになる。

意外と弱く感じるよね。

これだけあれば十分ということらしい。

ブレイクポイント

物事を設計するときは、壊れたときに一番被害の少ない部分を一番壊れやすく作っておくものです。

例えば、おうちの壁に何かを貼るときは、壁紙が剥がれる前に貼ったものが剥がれるように。

電気を使いすぎたら、他のものが壊れる前にブレーカーが落ちるように。

ラインシステムも同じで、たとえば根掛かりした時に、どうしても外せなくてラインを引っ張って切ることになったとしたら。

一番壊れて欲しくないのはメインライン。

次いで、FGノット部分。

リーダーが途中で切れるのはまだマシですが、一番被害が少ないのはリーダーとリグとの結束部分が壊れることです。

だから、そこが一番弱くなるようにラインシステムを組む。

先にユニノットからハングマンズノットに変えようと検討していたのは、誤差のレベルかもしれないけど結束強度がユニノットより少しだけ低いから。

そうは言っても

現実は計算通りには行かなくて、残念ながらFGノット部分で切れてしまう(またはすっぽ抜けてしまう)こともあります。

でも、ちゃんと強度を計算して丁寧に組み上げたラインシステムなら、メインラインやFGノット部分で切れることは本来ありえないはず。

ダメだったら、FGノットが甘かったと反省するしかない。

ロックフィッシングでは底ズレ対策で太いリーダーを使いたいケースも多々あるかと思いますが、ソイ釣りに限って言えば、8lbs.もあれば十分だよ。

参考までに

少し太めに、12lbs.のリーダーを使いたい場合に必要なPEラインの強度も考えてみよう。

FGノット部分が12lbs.以上になるようにとすると、PEラインは最低でも15lbs.が必要になる。

余裕をもって、18lbs.くらいあれば良いかね。

とするとPE0.8号~1号だね。

果敢に根を攻めるロックフィッシャーさん方はこれくらいの方がいいかもしれないけど、詳しいことはスコシはよくわかりません。

おしまい

実は、PEラインとリーダーについては、3倍の法則というものがあって、これがとてもシンプルで的確でわかりやすい。

PEラインの号数の3倍を、リーダーの号数にしてやろうという法則。

0.6号のPEラインなら1.8号≒2号のリーダー、つまり8lbs.だ。

スコシのラインシステムとまったく一緒。

0.8号のPEラインなら2.4号≒2.5号で10lbs.のリーダーとなる。

いちいち強度計算をしなくても、この法則に従ってリーダーを決めていけば概ね問題ないとも思います。

でも、なんでそうなるのか、どんな考えでメインラインとリーダーのバランスが決まってくるのか、そういうのは実際に計算してみるのが一番わかりやすいね。

それに、スコシは魚の側からものを考える主義だから。

道糸を先に決めてからリーダーを選ぶんじゃない、使いたいリーダーを決めてから、それにあわせて道糸を選ぶんだ。

あんまり難しく考える必要はないけれど、たまにはラインシステムも見直してみるといいかもしれません。

その他ページは、こちら