おつかれさまです、スコシです。
ここではスコシがPEラインに手を出したきっかけと、PEラインに苦労した話、それでもPEラインから戻れなくなった理由…要するにPEラインの利点について記したいと思います。
PEラインを使い始める前までは、フロロカーボンラインの6lbs.~8lbs.を使っていました。
過去には何も知らずにネットの情報だけ鵜呑みにして「3~4号くらいらしい」と、小型リールに16lbs.のフロロカーボンラインを巻いてとんでもないライントラブルに見舞われたのも良い思い出ですが、話が逸れるのでこの辺で。
スコシのラインシステムについては、こちらの記事もご覧下さい。
PEラインとの出会い
これはもう簡単で、スコシが買ったライトゲームロッドが細ガイドでPEライン専用設計だったからです。
最初は、4lbs.~6lbs.くらいのフロロカーボンラインで使おうとも思ったのですが、かねてから少し興味があったこともあり、思い切ってPEラインに手を出しました。
苦節、数時間
PEラインといえば避けて通れないのが、ショックリーダーとの結束。
ネットで散々調べるスコシ。
FGノットというのが有名だそうだ。
やってみよう。
YouTubeを見ながら10分くらいかけて編み込みました。
はらりと解けてしまう。
また10分くらいかけて編み込む。
こんどは捻れて解けてしまう。
「ええい、この動画役に立たねぇ!」と失礼なことを思いながら、別の動画を見たり。
なんとか編み込みができるようになって、締め込むスコシ。
思いっきり締め込む。
ちゃんと締められたかどうか引っ張ってみると、すっぽ抜ける。
そういうことを何度か繰り返して、すっぽ抜けなく出来ました。
次はハーフヒッチだ。
これまた不慣れな手つきで結んでいって、出来たぞ!
引っ張ってもすっぽ抜けない!!
抜けない!!
切れた!!
…うん、結束は出来た。
結束は出来たが切れてしまった。
手術は成功したが患者は死んだ
…みたいだ。
引っ張ったら抜ける前に切れてしまうほどしっかり結束できた、そう言い聞かせて初めに戻ってやり直し。
こんなことを数時間くらい繰り返して、どうにかこうにか結べるようになりましたね…。
実戦投入
スコシは新しく手に入れたライトゲームロッドとPEラインを同時に投入したので、どこまでがロッドの性能でどこからがPEラインの性能だか、わかりませんでしたが。
凄い感度だ!
今まで手探りでやっていたことが、明晰に伝わってくる。
ライトリグも使い放題!
たーのしい!!
初期の運用
スコシは当初、大して深くも考えずにリーダーを選んでました。
PE0.4号に、8lbs.のリーダーで。
根掛かりした時に引っ張ると、リーダーとリグとの結束部位で切れたり、リーダーとの結束部位で切れたり、まちまち。
現場でFGノットを組める程には熟達していなかったので、1号4lbs.のフロロカーボンラインを巻いたスプールを予備として持ち歩いてました。
PEラインのリーダーを失ったらPEはおしまい、4lbs.フロロで釣り続行…みたいな。
ある時思い立って、予備スプールにもPEラインを巻いて、2スプール体制で行くことにしました。
ラインシステムを設計
そして、PEラインの強度とリーダーの強度の他にFGノット結束部位の強度まで考えるに至り、設計することにしました。
スコシのラインシステムについては、改めてこちらをご覧ください。
PEラインの号数×3の号数なリーダーを準備すれば良いというのは調べてわかっていましたが、実際に強度を計算した方がわかりやすくてね。
- 8lbs.のリーダーが使いたい
- 8lbs.以上のFGノット強度が必要
- FGノット部分では強度が80%まで落ちる
- 10lbs.以上のPEラインを使えばいい
- 0.6号14lbs.(結束強度11lbs.)あれば安心
という考え方をしました。
それから
交通事故的にFGノット部位で切れることもありましたが、基本的にはリーダーとリグとの結束部位で切れるようになりました。
YouTubeを漁ってもっとやりやすい方法を習得したり、多少強引ながらも2秒に1回ハーフヒッチを仕掛ける方法を経験から編み出したり。
釣り場でFGノットを編み締めなおしても、FGノット部分で切れることなくリーダーとのリグとの結束部位で切れるようになりました。
自分で言うのもアレだけど、完全に習得したね。
フロロカーボンラインに立ち戻る
いくつかの事情が重なって、8lbs.のフロロカーボンラインで釣りをする機会がありました。
伸びる。
感度低い。
何やってんだかわかんない。
…もうフロロカーボンには戻れない。
とはいえ、フロロカーボンラインを一概に否定はしませんね。
PEラインと比べればローリスクローコストで、バランスの良いラインです。
リフト&フォールはPEラインよりは仕掛けづらいですが、スイミングでは伸びる性質が有利に働くと考えられるね。
それでも、リーダーを準備する手間やライントラブルのリスク、張ってないと感度ゼロといったデメリットがあれど、PEラインしか考えられない。
スコシは、そうなりました。
PEラインのススメ
低伸度から来る超感度、引っ張り強度としなやかさから来るライトリグの操作性、もちろんヘビーリグでもまったく問題ない。
むしろヘビーリグでこそ、ラインをピンと張って高感度を活かせるとも思います。
ナイロンやフロロカーボンとは桁違いの引っ張り強度で、同じ強度なら細糸に出来る。
そのためスピニングタックルでは扱いづらい10lbs.以上な強度も容易く達成できます。
細糸ということで飛距離も出る。
遠投性に優れるスピニングタックルの特徴をさらに強化するPEライン、取り扱いは面倒ですが、その利点は書ききれません。
まだの方は、ぜひ使ってみませんか?