バレルを洗おう

2020年6月16日


みなさんバレル洗ってますか?

洗わないと、取り返しのつかないことになる…かもしれないよ。

脅すつもりはないけど。

どうして洗わなきゃいけないの?

皮脂

皮脂は、弱酸性とされています。

ビ〇レなどのボディーソープ、肌に優しい弱酸性って言いますね。

革製品にはうっすらとした手の脂がとても良いとも言われていますが、金属にはロクなことがありません。

酸化しはじめる

ほとんどのバレルは90%タングステンで、タングステン自体は通常の環境では化学反応を起こさないので、普通は酸化しません。

が、残りの10%が銅だったり鉄だったり色々するみたいで、これらの金属が酸化して色々と嫌なことになります。

10%の含有金属の種類や割合は、やっちの調べた限りでは1社を除いて公開されていないですね。

超高級バレルメーカーのジョーカードライバーは、タングステン以外の含有金属について公表しています。

なお、バレルが磁石にくっつくかどうかでも、含有金属が推定できます。

ともあれ、こうした残りの金属が酸化し始めると、バレルが黒ずんだりしてきます。

皆さんご経験ないですかね、某社のバレルはやたら黒ずむとかどうとか。

そういうバレルは含有金属的に、磁石にくっつかないかもしれませんね。

鉄とか銅とか色々あるみたいですが、これ以上触れるのはやめておこう。

錆びる

厳密に化学的に表現すると、これこそが完全なる酸化ですが、一応分けて記します。

バレルはホントに錆びます。

シャチホコとか自由の女神みたいに緑色に錆びたり、赤錆になったり。

どう錆びるのかはタングステン以外の含有金属によって変わるけど、とにかく錆びる恐れがあることは覚えておこう。

よっぽど放置したとかじゃないとここまで進まないと思いますが、錆びるときゃ錆びるみたい。

どうやって洗うの?

バレルの洗浄にはいくつかの方法があります。

この洗い方じゃないとダメ!

…というのはあまりないのですが、一部注意点のあるバレルもあるので、一応しっかり読んでください。

洗ったあとの乾燥は、しっかりやらないとそれこそ錆の原因になるので気をつけよう。

バレルの前後のネジ穴をトントンと軽く叩きつけたり、ティッシュを捻って紙縒りにしてネジ穴に突っ込んだり。

バレルを鼻扱いするのもどうかと思うけど、鼻血を止めるみたいにね。

ドライヤーの冷風やエアダスターで水分を吹き飛ばすことも可。

さて洗い方、簡単な方法から行きます。

水拭き

これは読んで字のごとく。

ぬるま湯が良いですね。

ウェットティッシュで拭いてやるのもいいと思います。

ネカフェで投げる時とか、ウェットティッシュ貰えるから、それで拭くのが手軽でよろしいかと。

そのあとしっかり乾燥させましょう。

無水エタノールで拭く

2020年春、無水エタノールは非常に品薄で手に入らない。

消毒用アルコールとはまた違った製品なのだけど…とにかく手に入らないね…。

エタノールには油性成分がよく溶けるので、皮脂を溶かして浮かせてくれます。

そこをティッシュで拭き取るのだ。

ちなみに水もエタノールによく溶ける(要するによく混ざる)ので、水洗いしたあとに漬け込むと脱水にも使えたりします。
間違ってもメタノールを使わないように。

メタノールはエタノールよりも遥かに有害で、失明などの危険があります。

中性洗剤と歯ブラシ

基本的にはコレだけやってれば十分です。

ぬるま湯と台所用洗剤をつけて、歯ブラシでゴシゴシしてあげるのです。

そのあとは十分にすすいで洗剤を落とし、しっかり乾燥させておしまい。

超音波洗浄

メガネ屋さんにもありますね、超音波洗浄機。

設置されていて誰でも使えるようになってるダーツ屋さんもあります。

バレルを水に沈めて、超音波で微細な汚れを浮かして、拭き取りやすくする、そういう原理です。

バレル用の超音波洗浄機、2000円弱くらいからあります。

やっちは使ったことないけど。

メガネ用などの小型超音波洗浄機は3000円くらいから。

超音波したらクロスやティッシュを使って浮いた汚れを拭き取りましょう。

バレル洗浄スプレー

市販されているバレル洗浄スプレーの中身は、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水などのアルカリ性が殆ど。

ジョーカードライバーやトリニダードから出ています。

スプレーして拭き取るだけ。

弱酸性の皮脂手垢で汚れちゃうなら、まずはアルカリで中和してやればいいんでね?

ついでに湿るから拭き取ってやればいいんでね?

たぶん、そういう設計思想で作られています。

セスキ炭酸ソーダもアルカリ電解水も市販されているので、容量の多いこちらを購入してドボンするという手もあります。

ドブ漬けバレルクリーナー

ジョーカードライバーやS4から出ているのが、バレルをドボンと漬けて少し待って、引き上げて水で洗うもの。

S4製品はわからないのですが、ジョーカードライバーのバレルクリーナーは2%のKOH、水酸化カリウムという強アルカリと界面活性剤が含まれています。

素手で触るとヌルヌルしてきます。

要はタンパク質をガンガン溶かすレベルの強さっていうこと。

絶対に素手で触らないように。

ドブ漬けが終わったら、しっかり水洗いして十分に乾燥させます。

注意点

以前は黒や金が殆どでしたが、最近は緑やピンク、青といった様々な美しいコーティングが施されたバレルが存在します。

バレル半分や全体といった広範囲のもの、スポット的にカットやドットの内側だけコーティングされたものなど。

これらはアルカリに漬けると消えてしまいます。

現に、やっちはコーティング消したことあるよ。

消そうとして消したので、そこは誤解のないように。

ほんの短時間なら平気だけど、毎回アルカリで洗浄するのはオススメ出来ません。

また、超音波洗浄もコーティングに良くないという話も聞こえてきます。

超音波洗浄はやっち自身が試したことはないけど、そもそもやっちのバレルは超音波洗浄に不向きなので使うつもりはありませんね。

ちなみにやっちの洗い方

楽しく投げ終わったら、すぐに簡易洗浄します。

というのも、すぐに表面が酸化して黒ずんでいくことで有名なメーカーのバレルを使っておりまして。

出来ることなら毎日アルカリ洗浄どころか投げない時はずっとアルカリ洗浄液に漬け込んでおきたいくらい。

コーティングがあるのでそんなこと出来ませんで、少しでも皮脂による酸化を抑えたくて、毎回洗います。

家投げのときはエタノールにドボンしてすぐに引き上げて、ティッシュで軽く拭いて乾燥。

外投げのときは、ウェットティッシュで拭いたり香水用アトマイザーにエタノールを入れて携行して、シュッシュしてティッシュで拭き取ったり。

週に1回くらい、中性洗剤法でガッツリ洗ったあとエタノールにドボンして2〜3分置いて、脱脂と脱水してから拭いていますね。

2020年春の外出自粛期間、バレル洗いが趣味になってしまったよ。

バレルを洗うと…

さて、バレルを洗うとカットが蘇ります。

こういう小さなカットほど、顕著に蘇ります。

どんだけ皮脂と手垢が詰まってたんだろうと恐れおののくこと間違いなし。

金属面もサラサラするので、ほんのうっすら皮脂などが着いてしっとりするまでは逆に違和感を感じるかもしれない。

開き直って、汗と手垢にまみれたヌルヌルダーツに慣れていくために洗わず、条件を変えたくないという意見もあるみたい。

個人的にはこまめに洗って大切に使いたいね。

傷は勲章、汚れは恥だよ。