外付けグラフィックボード

2020年6月20日


おつかれさまです、やっちです。

外付けハードディスクとかはわかるけど、外付けグラフィックボードってなんじゃそりゃという方がほとんどではないでしょうか。

eGPUボックスとか言ったりします。

電源とスロットだけが入っている箱に、通常のデスクトップ用のグラフィックボードを刺しまして、Thunderbolt3という端子を介してコンピューターと繋ぐのです。

すると、画像処理データがいったんPCの外に出て、eGPUボックスの中のグラフィックボードで処理されて、またPCに戻ってきて画面に表示される、と。

やっちはこれに気付いたので、Thunderbolt3未搭載のゲーミングノートではなくThunderbolt3を搭載したビジネスノートにしたんだ。

もうちょっと詳しく記したいと思います。

そもそもGPUとかグラフィックボードって何?

ここから始めます、お詳しい方は飛ばしてください。

GPUというのはグラフィックプロセシングユニットの略称で、グラフィックボードに乗っているユニットです。

PC本体の心臓部をCPU(セントラルプロセシングユニット)と言いますが、それのグラフィック版。

実質的には、GPU=グラフィックボードと言っても差し支えないと思います。

じゃあそのグラフィックボードって何よという話になりますが、これはグラフィック関連を専門にしたパーツです。

CPUに簡易機能がついてるので、別にボードがなくてもPCは動くよ。

なくても動くけど、3Dゲームで遊ぶゲーマーや大容量の画像や3Dモデリング、映像編集といったクリエイターさん、あとは詳しくわからないんだけど仮想通貨のマイニングには必要なパーツ。

特にゲームについては、パーツの性能が上がるとそれに対応した重いゲームがリリースされ、重いゲームは将来パーツが追い付いてくることを見越した超高画質設定が出来るようになっていたり、なんかもういたちごっこみたいになっています。

実用に耐える安いものだと2万円を切りますが、上を見るとキリがなさすぎて一体何のためにあるのかってくらいのボードも発売されています。

どこかで妥協しなくちゃ。

会社は2つ、製品はたくさん

NVIDIAという会社とAMDという会社が激しくしのぎを削っています。

NVIDIA少し優勢かも。

やっちもNVIDIA製品を使っていますね。

グラフィックボードの世界は少し特殊で、AMDはわからないんだけど、NVIDIAは各製品の「原型」の仕様を発表して、各メーカーはその仕様に合わせて少し独自色を出した製品を作る、そういう仕組みになっています。

だから、一例としてNVIDIA RTX2060というGPUについて、ASUSという会社だったりMSIという会社だったりが独自のチューニングを施して製品として売り出すわけ。

少しでも動作が速くなるようにしたり、冷却ファンを静かにしたり。

eGPUボックス

eGPUボックスは、先に記した通り電源とグラフィックボードを刺すスロット、そしてPC本体とデータをやりとりするThunderbolt3端子というのが最低構成要件です。

少し良いものになると電源容量が大きい(=より高性能なグラフィックボードを使える、ただし2020年初夏、現実的なお値段のグラフィックボードなら500Wあれば十分)とか、ボックスを充電器替わりにしてノートPCを充電したり、USBハブ機能がついていたり、光ったりします。

やっちが選んだeGPUボックスは

ゲーミングデバイスの雄、RAZERという会社のCore Xです。

上位版のCore X Chromaに対してUSBポートが無い、有線LANポートが無い、光らないという違い。

光るのはこの際どうでもいいとして、USBポートがないのはちょっと残念。

まあ価格差を考えると、USBのハブは別途購入した方が安いしいざとなったら持ち運べるし、やっちは家の都合で有線LAN使えないしね。

ちなみに広告はっといてアレですが、2020年初夏、楽天のネットショップでは少々プレミア価格がついているのに対して秋葉原にあるRAZER公式実店舗では税抜き32,000円で売っています。

RAZER公式ネットショップでは品切れになってるのでご注意。

外観

ただの箱、四角い箱です。

サイズ感をお伝えするために、みんな大好きなペットボトルの蓋と一緒に写真を撮りました。

デカいよ、かなり。

そして重い。

これを持ち運ぶのは無理があるね…。

ちなみに14インチのノートPCの後ろに置いているのですが、こうなっています。

PCよりデカい。

付属品

シンプルな電源ケーブルと、PCと繋ぐためのThunderbolt3ケーブルだけです。

あとは取扱説明書とか。

開けてみる

といってもメーカー想定外まで分解したという意味ではなくて、グラフィックボードを刺すために中身を取り出してみたということ。

大きな電源ケーブルと、PCI Expressを刺すスロットが1つ。

本当にこれだけ。

電源ケーブルは、6+2ピンに対応しているので消費電力が大きく補助電力を必要とするグラフィックボードを刺す場合でも安心です。

やっちが選んだグラフィックボード

中古で買いました。

GTX1650という、2020年前半のゲーミングPC市場では最低ランクのものです。

こういうのは上を見ればキリがないですし、ゴリゴリ重たい3Dゲームは(たぶん)やらないし、マイニングもしないし、パワー不足になったらグラフィックボードを換装してもいい。

常識的なお値段で高性能な、コスパに優れたものをお求めならGTX1660TiとかRTX2060 Superとか、良いんじゃないですかね。

値段に糸目をつけない、市場の最高ランクが欲しいんだという方はRTX2080Tiをどうぞ。

普通のゲーミングPCが1台買えます。

さっそく組み込んでみよう

やっちはPCを自作する程度は詳しいつもりなのですが、それを抜きにしても、とても簡単でした。

箱から内部を引っ張り出して、ネジ1本で背面パネルを取り外し、スロットに慎重に刺して、さっきのネジで閉めて、引っ張り出した内部を箱に突っ込んで、電源ケーブルをコンセントに、Thunderbolt3ケーブルをPCに繋いで、スイッチを押すだけ。

問題はそのあとにある

なによりもまず、グラフィックボードの相性、そもそものeGPUボックスとの相性で、動かないことがあります、ご注意ください。

ハードウェアを物理的に構成するのは簡単なのですが、ドライバーのダウンロードと設定が必要になります。

まず、「【購入したグラフィックボードの型番】 ドライバー」でネットで検索すると、たぶんドライバーが手に入ります。

このドライバーというプログラムは車でいうところのドライバーとほぼ同じで、これがないとハードウェアはただの飾りです。

やっちはAMDのことはよくわからないので、ここからはNVIDIAのGeForceシリーズの話となります。

まず、ドライバーとセットで落ちてくる「NVIDIA設定」を開きます。

左側の「3D設定の管理」から、「グローバル設定」のタブで、「優先するグラフィックプロセッサ」を「高パフォーマンス NVIDIA プロセッサ」に設定します。

たぶんこれだけで行ける。

グローバル設定というのは、そのPCで使われるすべてのプログラムに対して、という意味。

プログラム設定を選ぶと個別に設定できるので、ブラウザやドキュメント弄りはノーマルで、写真や動画、ゲーム等は強力なグラフィックボードで、みたいに設定も出来たりしますが、おいおいやっていけばいいね。

うまくやると、必要のないプログラムはグラフィックボード使わないことで消費電力やファンの音を抑えるといったことも出来ます。

効果のほどは?

PCの性能を測定することをベンチマークテストと言います。

特に3D描写についてはとてもたくさんの方法がありまして、高い負荷をかけたときにどれくらいの性能を発揮するか、というのを見るの。

グラフィック関連でよく使われるファイナルファンタジー14のベンチマークテストが無料公開されていますので、テストしてみました。

スコア5000くらいが快適に遊べる目安だそうで。

eGPUボックスが無い場合

  • 高品質(ノート):スコア1191、評価 設定変更が必要 ─ 詳細は省きますが重くて重くてカクついたりなんだりで、ゲームにならないレベル
  • 標準品質(ノート):スコア1767、評価 設定変更を推奨 ─ これも重くて重くてどうしようもない

いずれにしても、とてもダメダメな結果となりました。

eGPUボックス+GTX1650の場合

  • 最高品質:スコア6828、評価 とても快適 ─ 詳細は省きますが、十分な性能を持っていると考えられます
  • 標準品質(ノート):スコア8333、評価 非常に快適 ─ ここまでくると、ディスプレイの性能がボトルネックになります

十分すぎるほど快適に遊べるようですね。

高スペックマシンではスコア16000とか行くみたいですが…。

効果のまとめ

ベンチマークテストも色々あって、いろいろやるとまた評価も変わってくるかと思います。

ファイナルファンタジー14は、2020年初夏で流通しているグラフィックボードから見ると軽量級~中級くらいのゲームです。

GTX1650はけっして良いグラフィックボードではありませんが、ないよりは圧倒的にマシという結論に達しました。

グラフィック強化に最適

ノートPCに限らず、デスクトップPCでもグラフィックボードが無い、またはあまり強くないものもたくさんあります。

もしThunderbolt3の端子があれば、eGPUボックス、一つの選択肢になろうかと思います。

それにデスクトップなら後付け出来ますしね、Thunderbolt3は。

これが一番大事

グラフィック強化装置を軽量ビジネスノートに付けるということは。

家ではeGPUボックスに繋いでゲームや画像、動画の編集を行いつつ、ビジネス等で外出するときはPC本体だけを持っていけるというね。

ノートPCとeGPUボックスという組み合わせは、そういう合体と分離ができるところが最大の利点だと思います。

男の子はいつだってそういうのが大好き。

強力なグラフィックボードをそもそも搭載したゲーミングノートというものもありますが、これはあまりにも重くて重くて持ち運びには不便すぎるのです。

それに、いくらゲーミングを謳うノートったって所詮はノート、フル稼働させているとコンセントがなければ数時間の命です。

やっちは過去にゲーミングノート持ってたから、詳しいんだ。