【比較インプレ】Yamaga Blanks BlueCurrent 93TZ/NANO vs 85TZ/Nano

2020年6月16日


おつかれさまです、スコシです。

ブルーカレント93TZ/NANOと比較インプレの大本命は、バリスティック 96MMH TZ/NANOとの比較ではなく、ブルーカレント85TZ/NANOですね。

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「いつでも、どこでも、なんでも」という意味を込めたAll-Rangeという名を冠するのは、1番最初が85TZです。

次に、73TZというショートモデルがヤマガブランクス公式メンバーズサイト限定で発売されていました。

73TZは入手性に難がある上に適合ルアー等々が85TZや93TZとは異なるのでちょっと置いとくとして。

93TZが発売された今、気になるのは

  • 85TZと93TZはどう違うの?
  • どっちが良いの?

といったことではないでしょうか。

93TZは実釣に持っていけてないにも関わらず、部屋の中で振った感覚を元に85TZとの比較インプレをしたいと思います。

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スペックのおさらい

93TZ

  • Length:9フィート3インチ
  • Weight:90g
  • 適合ルアー:3g~21g
  • 適合ライン:PE 0.4号~1号
  • Target:なんでも
  • Lure:なんでも
  • Field:どこでも

[blogcard url="https://metalfisher.com/2019/02/21/%e3%80%90%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac%e3%80%91bluecurrent-93-tz-nano/"]

85TZ

  • Length:8フィート5インチ
  • Weight:80g
  • 適合ルアー:3g~21g
  • 適合ライン:PE 0.4号~1号
  • Target:なんでも
  • Lure:なんでも
  • Field:どこでも

[blogcard url="https://metalfisher.com/2018/10/23/%e3%80%90%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac%e3%80%91bluecurrent-85-tz-nano-all-range/"]

こうして見ると、カタログスペック的には93TZも85TZも、長さと重さ以外は同じですね。

でも…

違うところ

長さと重さを除いて、どういうところが異なるか、というのをリストアップしてみたいと思います。

85TZに対して、93TZは…

  • ベリーが硬い
  • バットが太い
  • リールシートからグリップエンドまでが長い
  • ベントカーブの性質が違う

といった違いが、見た目と振り心地とカタログだけで挙げられます。

ベリーが硬い

ティップの細さは、たぶん一緒。

ヤマガブランクスさんは先径などのデータは出しておらず、スコシの家にはノギスもないので感覚的なものになりますが、たぶん一緒。

コメント欄で教えて頂いて気づいたのですが、ティップの細さは購入時のタグに書いてありました。

93TZは1.6mm、85TZは1.4mmなので、93TZの方が0.2mm太いことになります。

それでも繊細さは変わらないけれど、グッと押しても入っていかないことから、ベリーが硬いことがわかります。

要は85TZよりも強く、少しばかり先調子と考えられる。

バットが太い

これは当たり前に思えますが、ただ長くなって85TZと性質を合わせたというわけではないね、ということがわかります。

85TZと同じ調子・性能に仕上げるとしたら、長くなっても同じくらいになると考えられるからね。

より強靭に作ってあるであろうことがわかります。

85TZ/NANOオールレンジのパワーアップ&ロングディスタンス攻略用チューンモデル

ヤマガブランクス公式サイト

って書いてあるしね。


リールシートからグリップエンドまでが長い

これも、ロングモデルなんだから当たり前といえば当たり前。

ただ、これが良い仕事をしています。

この部分が長くて重いので、持ち重り感は85TZよりも、ない。

85TZの80g→93TZの90gと、10%以上重くなっているにも関わらず、です。

まだキャスティング出来ていない現状ではありますが、投げ心地もかなり違うんじゃないかな…左手の引き付け(右手投げの場合)が、より重要になってくるかと。

そうじゃなきゃね、せっかくのロングロッドが仕事してくれないさね。

ロッドの重心については、こちらの記事もご覧ください。

[blogcard url="https://metalfisher.com/2019/03/10/%e3%80%90%e6%a4%9c%e8%a8%bc%e3%80%91bluecurrent-93tz-nano%e3%81%ae%e9%87%8d%e9%87%8f%e3%83%90%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/"]

ベントカーブが違う

これはカタログからわかることですが。

長いので多少は違うだろうということはもちろんわかりますが、想像以上に違いました。

─ヤマガブランクス公式サイト

スマホからだと見づらいと思いますが、どう違うかわかるかな?

一例を挙げます。

スコシは持ってないのでよくわかんない72TZ/NANOというロッドは、77TZ/NANOと長さ以外はほぼ一緒という性質があるらしいです。

72TZ/NANOと77TZ/NANOとを見てみると「そうだよね、こんな感じだよね」というカーブの違いになっていますね。

ひるがえって、93TZと85TZのベントカーブを見てみると、さっき「硬い」とだけ表現したベリーが、実際どんだけ硬いのかを視覚的に理解出来るかと思います。

ということは、ロッドを曲げて復元力でキャストしたりルアーを操作するとき、93TZと85TZでは同じ適合ルアー3g~21gと言えども「投げやすい重さ」「扱いやすい重さ」というのは93TZの方が重いのではないかなと予測できますね。

「どれほどの大物に対処できるか」という観点で見たロッドパワーも、93TZの方が上ではないでしょうか。

逆の見方をすると、15cmや20cmのソイではロッドが全然絞られなくて面白くないかもしれない。

93TZと85TZは、全然違う

適合ルアー3g~21g、適合ラインPE 0.4号~1号というカタログスペックこそ同じであれど、全然違う性質のロッドだということがわかりました。

たぶん、ティップがほぼ同じというところがボトルネックになって、適合ルアーと適合ラインのカタログスペックが同じになるんだと思う。

ライトゲームロッドとして譲れないだけの細いティップを備えると、どうしてもこうなっちゃうんじゃないかな。

似ているところ

似ているところも、もちろんあります。

  • ティップの繊細さ
  • ナノアロイによる収束
  • ナノアロイによる復元力

これらはどれも93TZと85TZの比較というよりはブルーカレントTZ/NANO全般に言えることですが、ティップはとても繊細。

おそらく(実釣出来てないから、おそらく)感度も良好。

絨毯の上や座布団の上をティップでなぞってみた限りでは、良好です。

ヒュッと振ったあとの収束は、ナノアロイのおかげでものすごく早いです。

キャスティングに際して、変にびよんびよんしないので飛距離アップが期待できます。

同じくナノアロイによる復元力もまた凄い。

ロッドには良くないけど天井に押し当ててみると、硬い硬いと言いつつもベリーまで違和感なく入っていきます。

スッと入っていくにも関わらず、復元力が強いので曲げた状態を維持しようとするとものすごく大変。

ヤマガブランクスさんの、ナノアロイではないロッドも持っていますが、全然違うよ。

どうやって選ぶ?

じゃあ結局どっちが良いのさ、というのが一番重要かもしれませんね。

違うところ、似ているところを踏まえて、93TZと85TZのどっちが良いか。

こうだ。

93TZをオススメする方

  • 少しでも飛距離を伸ばしたい
  • より重いリグを扱いたい
  • 大型のアブラコや港内ヒラメなど、他の魚も狙ってみたい
  • 取り回す自信がある

基本的には遠投不要なソイ釣りですが、釣り場の都合や信仰上の理由等により、飛距離を稼がなくてはならないケースはあります。

そんなときは、やはりロングモデル。

また、既にライトなロッドを持っている方が、ヘビーリグを扱うために93TZというのは良い選択だと思います。

スコシはMax 12gくらいの77TZでライトリグ、この93TZで18g前後のヘビーリグ、と使い分けていけるかなと思っています。

アブラコやヒラメについても、85TZでも行けますが、こういうのを狙うときにはロングキャストしたいケースが多いかと思われますね。

ロングロッドは取り回しづらいのは事実ですが、そこさえクリア出来れば利点が多いです。

85TZをオススメする方

  • 漁港のソイしか狙わない
  • ロッド1本で渡り歩きたい
  • 少しでも軽く、取り回しやすい方が良い

ハッキリ言ってしまいますが、漁港のソイなら85TZですらオーバーパワー気味。

細いロッドでスリリングな釣りをするのが好きなスコシではありますが、そういう志向を抜きにしても85TZがあれば十分です。

不意の大物にも対処できるかと。

どちらのロッドも3g~21gと設定されている適合ルアーですが、85TZで投げやすかったのは、3.5gジグヘッド+ワームから21g直リグまで。

扱いやすいのは5.3gジグヘッドから14g直リグくらいまでかな。

そういう意味では、ある程度はライトなリグにも対応しつつヘビーリグも扱える85TZが1本あれば、ほぼあらゆるメソッドに対応できるかと思います。

もし初心者の方が初めてのロッドとして93TZと85TZを迷うなら、断然85TZ。

たかが10g、されど10g、93TZより軽いです。

登山家は鉛筆1本を持っていくか持っていかないかで悩むほど重量に敏感と聞きます。

わたくしたちの釣りはそこまで過酷ではないけれども、やっぱり何度もキャストを繰り返すと、違いが出てくる…かもしれない。

8フィート5インチという長さは93TZほど長くないので、取り回しやすいかと思いますね。

比較インプレまとめ

ブルーカレント93TZと85TZは、スペックこそ似ていようとも全然違うロッドです。

93TZも85TZも「なんでもロッド」と銘打っていますが、93TZは「なんでも」というには少しパワーがありすぎるようにも思えます。
85TZ→「なんでもロッド」とするならば、

93TZ→「強引ななんでもロッド」

という印象。

実戦投入が、とてもとても楽しみです。

実戦投入しました。

こちらになります。

[blogcard url="https://metalfisher.com/2019/05/15/【インプレ】yamagablanks-bluecurrent-93tz-nano-実釣/"]

[blogcard url="https://metalfisher.com/2018/10/17/%e3%80%90%e3%80%90%e6%af%94%e8%bc%83%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac%e3%80%91bluecurrent%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86%e3%83%ad%e3%83%83%e3%83%89%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/"]